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前橋T-1に「賄いメニュー」でエントリー、結城屋の「三俣カツ丼」とは?

普通のカツ丼に見えるがソースが香る、元は「賄いメニュー」

普通のカツ丼に見えるがソースが香る、元は「賄いメニュー」

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 豚肉料理の味を競う「前橋T-1グランプリ」に賄いメニューでエントリーした「結城屋三俣店」(前橋市三俣3、TEL 027-233-2176)で話を聞いた。

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 同店は立見公孝さんが1971(昭和46)年に開業したそば店。人気メニューは「せいろそば」(577円)と「海鮮かき揚げ」(262円)とベーシックだが、T-1グランプリにエントリーした「三俣カツ丼」はオリジナリティーに富む。

 同店2代目の仁重さんがT-1グランプリを知ったのは今年9月。「どうせなら当店オリジナルのメニューで勝負したい。賄いで出しているソースベースの卵とじカツ丼はどうだろう」とエントリーメニューを決めた。

 ソースベースの卵とじカツ丼はウスターソース、中濃ソース、砂糖、みりん、酒、ニンニク、コショウなどを加えたたれでタマネギを煮込み、ヒレカツを加え卵でとじたものをのせた丼。「ソースのブレンドの加減やほかの調味料、スパイスとバランスを取るのに苦労した。肉もさまざまな部位で試したため、家族全員1カ月間、カツ丼を食べ続けた」という。

 「三俣カツ丼」と名付けられた同カツ丼は、甘く、辛く、酸味があり、スパイシー。価格はサラダ、みそ汁、香のものが付いて800円。11月1日に提供を開始し、リピーターも付いたという。

 1店舗につき複数の覆面審査員が実食審査を行う覆面審査も終盤に差し掛かってきた。仁重さんは「『もしかしたらこの人は審査員?』という人もいたが、いつもと同じカツ丼を提供した」と笑う。

 営業時間は11時~14時30分、17時~19時30分。水曜定休。

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