上毛電気鉄道(前橋市城東4)は現在、6月17日から運行する「風鈴電車」に飾る俳句と川柳を募集している。
風鈴電車は上毛電鉄が2002年から開催している夏のイベントで、昨年から俳句や川柳を書いた短冊を下げるようになった。昨年は同社の職員が100首余りの俳句や川柳をひねったが、今年から一般公募することにした。
「昨年は頑張ってたくさん作ったがアイデアが尽きてしまった。俳句も川柳も作ってみると面白いので、皆さんに参加してもらったらということになった」(同社担当者)という。
俳句は文字数の他に季語などの決まりがあるが、川柳は誰でも挑戦できる。全国ニュースでも紹介される第一生命の「サラリーマン川柳」は、世相を反映する作品やユーモラスな作品で知られる。
今回のお題は「上毛電鉄」「風鈴電車」「夏」。例えば「撮り鉄も 裾(すそ)まくり上げ 夏の川」なら俳句、「撮り鉄は 楽じゃないのよ 暑いのよ」なら川柳のように、「風鈴列車」イベントを通して日本の伝統文化に触れてみるのも手だ。
「優秀作品にはささやかながら、社長賞、上電グッズなどを進呈する」(同担当者)。
応募は専用の応募用紙を使う。応募用紙は中央前橋駅、大胡駅、赤城駅、西桐生駅で配布しており、同社ホームページからもダウンロードできる。締め切りは6月15日。