高崎の「広瀬画廊」(高崎市片岡3、TEL 027-326-7821)で11月12日、陶芸家の佐藤けいさん、浅見めぐみさん(高崎市倉渕町)の土鍋を中心とした日用雑器を展示販売する「佐藤けい・浅見めぐみ作陶二人展」が始まった。
佐藤さんは須恵器の第一人者として知られ、今年10月、日本工芸会の正会員になった。通常の個展は須恵器作品が中心で土鍋を展示することはない。
今回は子ども向けの日用雑器で人気の浅見さんとともに「日用」にこだわり、季節柄土鍋、蒸し鍋、火にかけられるポット・陶板・ラーメン丼・マグカップ、皿、ルームランプなど約300点を展示する。
浅見さんは主に、フクロウ、ウサギ、カモシカ、サル、クマをテーマにした作品を手がけており、ルームランプはこれらの動物の形に、子ども向けのご飯茶碗や皿にはこれらの動物の絵を描く。
浅見さんは「家の近くで出会った動物を中心に描いている。倉渕町でも山の上の方なのでクマも出る。フクロウは実際に見てみると想像以上に貫禄があってびっくりした。じっと止まっていた赤松の枝から突然、羽を広げて草むらに滑空する様は見事」と話す。
価格は火にかけられる日用雑器=4,000円~35,000円、浅見さんの日用雑器=750円~26,240円、ルームランプ=5,500円~15万円。
開廊時間は10時~17時30分。11月17日まで。会期中は佐藤さんと浅見さんが在廊する。