いつか実物大の子ゾウを焼く-女流陶芸家が上野で「動物陶芸展」

取材当日降り続く雪の中に佇む「アフリカゾウ」。全長66センチメートル、高さ50センチメートル、幅24センチメートル、現在まで最大の「アフリカゾウ」

取材当日降り続く雪の中に佇む「アフリカゾウ」。全長66センチメートル、高さ50センチメートル、幅24センチメートル、現在まで最大の「アフリカゾウ」

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 動物にこだわり作陶活動を続ける陶芸家、浅見めぐみさん(高崎市倉渕町、TEL 027-378-4108)が1月31日から、東京・上野の「せん百堂画廊」(東京都台東区、TEL 03-03-3831-3516)で「動物陶芸展」を開く。

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 浅見さんは高崎市に生まれ、千葉大学教育学部美術科を卒業後、兼丈焼陶房無門庵塾で焼きものに出会い陶芸の道を歩み始めた。その後さまざまなグループ展に作品を出品するなどの活動を行い、1996年には六花亭(帯広市)が主催した「使ってみたい北の菓子器展」に入選した経歴を持つ。

 浅見さんの代表的な作品は、透かし彫りしたゾウ、ネコ、ペンギンなどの中にライトを仕込んだインテリアと、ゾウ、キリン、ライオン、ダチョウ、ヌーなどの絵を付けた子ども向けの日常食器。

 子どものころから動物が好きだったという浅見さんは「動物園の飼育係か牧場に嫁ぎたいと思っていた。自分が小さめのせいか『ゾウ』には憧れにも似た特別な思い入れがある」という。1999年に群馬に戻り佐藤けいさんの窯焚きに参加したのをきっかけに、倉渕町に灯油窯を架窯して独立した。以降、佐藤さんとともに作陶活動を続け2005年には、作陶だけでなく人生のパートナーとして互いを選び現在に至っている。「いつか倉渕のこの穴窯いっぱいの大きさのゾウを焼きたい。多分赤ちゃんゾウの実物大位になるはず」(浅見さん)と、ゾウに対する特別な思い入れを明かす。

 「動物陶芸展」では約60点を展示即売する。同画廊の営業時間は11時~19時。2月5日まで。

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