前橋・老舗洋食店のバナナケーキ、連日売り切れに-今日はバナナの日

戦後の前橋の変遷を見守ってきた「パーラーレストラン モモヤ」

戦後の前橋の変遷を見守ってきた「パーラーレストラン モモヤ」

  • 0

  •  

前橋中央通り商店街の老舗洋食店「パーラーレストラン モモヤ」(前橋市千代田2、TEL 027-231-5017)の「バナナのパウンドケーキ」が好評で、連日完売となっている。

老舗洋食店のバナナケーキ、見た目はごく普通

[広告]

 モモヤは1956(昭和31)年、中華料理店としてスタート。当時はまだ中央通りの象徴であるアーケードはなく、百貨店「スズラン」も衣料品店だった。1960年代に入ると中央通り周辺には「前三百貨店」(1964~1985年)をはじめ多くの店舗が出店し、前橋の中心商店街へと発展した。モモヤは1969(昭和44)年、洋食店へと業態変更する。

 モモヤは、食事=25種類(500円~)、ドリンク=18種類(220円~)、デザート=14種類(230円~)とメニューが豊富で、このほかハウスメードの焼き菓子も提供している。2007年、焼き菓子の種類を増やそうと、候補となるケーキの試作を行った結果、メニューに加えることになったのがバナナのパウンドケーキだった。

 同店でケーキを担当する日詰定文さんは「皮の表面に黒い斑点が出てくるぐらいまで追熟させたバナナを使う。通常のレシピでは生地の量と同量のバナナを使うが、当店ではバナナの量を2倍にしている」という。

 バナナのパウンドケーキ(100円)は、1日に2本(30切れ)しか販売できないこともあり、毎日完売が続いている。イートインは若年層、テークアウトは年配層の利用が多く、手土産用の焼き菓子のセットに「バナナのパウンドケーキを入れて」とリクエストする客も多いという。

 営業時間は10時~19時30分。水曜定休。

後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース