コーヒー豆と紅茶を扱う専門店「陶豆屋」(高崎市石原町、TEL 027-327-4151)と果樹園「富久樹園」(里見町、TEL 027-343-2706)は7月1日、紅茶と産地直送のフルーツをセットにしたコラボギフトを発売する。
陶豆屋は1995年、コーヒー豆専門店として開業。オーナーの鈴木さんは、2000年から扱い始めた紅茶にはまり、ドイツの老舗紅茶メーカー「ロンネフェルト紅茶」の認定を受けるまでになった。
ロンネフェルト紅茶の茶葉は1990年代後半、日本国内でも手に入るようになったが、取り扱い店舗は限られており、現在でも20店程度しかない。群馬県内での取り扱いは同店のみ。「コーヒーはケーキと相性がいいが、紅茶はケーキもいいがフルーツとの相性がよく、フルーツを食べながら楽しむとより一層おいしくなる」(鈴木さん)という。
高崎市は野菜とともに果樹の生産が盛んで、ナシ、モモ、ブドウ、プラム、ブルーベリーなどを扱う直売所が並ぶ「フルーツ街道」と呼ばれる通りがあるほど。鈴木さんは昨年、たまたま富久樹園オーナーの富沢さんと知り合い、コラボギフトを企画。1年かけて商品化にこぎ着けた。
コラボギフトは、ハイビスカスの花やブルーベリーの実などが入ったフルーツティー「ホルシュタイナーグルッツエ」、ベルガモットが香る「ゴールデンダージリンアールグレイ」などの紅茶(1種類)にモモ(2個)、プラム(2個)、ブルーベリー(100グラム)をセットにした4種類を用意した。
地産地消が話題を呼ぶ中、こうした商品企画について高崎市の担当者は「都会的なイメージの紅茶と、自然の恵みあふれる産物との組み合わせがユニークで魅力的」と話している。
価格は4種類とも1セット3,800円(送料込み)。予約はすでに受け付けている。