生体販売を手がけるドッグカフェ「Chien precieux(シアン・プレシュ)」(前橋市千代田4、TEL 027-230-9070)は、世界で500匹といわれる希少種「ユンバンチェン(鷹版犬)」2匹を展示している。
ユンバンチェンは約20年前、中国の宮廷犬を元に白いペキニーズを改良した新しい犬種で、白く美しい皮毛、愛らしい表情という外見と、穏やかで人なつっこい性格が特徴。
同店のオーナー、五代三佳江さんがユンバンチェンに出会ったのは3年前。「元々犬好きで、フレンチブルドッグに出会ったばかりにはまり込み、チャンピオン犬を何匹か出した」(五代さん)ほど。
五代さんがドッグカフェをオープンしたのは今年6月。五代さんは街中への出店を模索していたが、周囲からは一様に「郊外」を勧められた。「郊外型のドッグカフェの場合カフェに行くのが目的で、その目的を果たして帰るだけになってしまう。千代田町は犬を飼っている人が多いし、マンションが増えたことにより人も犬も増えた。軽井沢まで出かけなくても、おしゃれな街並みの中で楽しんでもらえる場所を作りたい」(同)と、馬場川通りに店を構えた。
ユンバンチェンについては「ぬいぐるみみたいにかわいくて、とにかく人間が大好きなので飼いやすい。今いる2匹は『まったり系』と『やんちゃ系』。マンションでも飼いやすい犬種」と話す。ユンバンチェンは7月生まれ(メス)と8月生まれ(メス)で、価格は1匹30万円。
カフェメニューは「サンドイッチセット」(750円~)、「ランチセット」(850円~)、「ワイン」(450円~)など。トリミング、ペットホテル、「祭りの時などの」(同)ペット一時預かりにも対応する。
営業時間は11時~21時。