自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆と焼きものの販売を手がける「大和屋」(本社=高崎市筑縄町)は11月1日、「大和屋川越時の鐘店」(川越市幸町8、TEL 049-229-3511)をオープンした。直営店のオープンは「札幌西町店」(札幌市西区)以来1年ぶり。
蔵の町並みで知られる川越市には年間を通じ、多くの観光客が訪れる。その数、2006年度=550万人、昨年度=598万人と年々増加しており、来春から放映されるNHKの朝ドラ「つばさ」の舞台に決まったことから、来年度はさらに増加が予想される。
大和屋が川越市への出店を決めたのは「川越の町並みが大和屋のイメージが合っていることと、本社から近いため」(同社担当者)。
店舗は県道39号に面する。内装、外装ともに古い商家のしつらえを生かした造りが特徴で、古民家様式の建築が特徴の大和屋本店(高崎市筑縄町)の雰囲気を引き継いでいる。
売り場面積は約72平方メートル。コーヒー豆約20種類、食材・機材約130種類、陶器・和雑貨300種類以上を扱う。「主力はコーヒー豆と、『珈琲チョコ(カフェチョコ)』『珈琲カステラ』などのオリジナルコーヒー菓子」(同)で、11月1日~3日に行ったオープンキャンペーンではコーヒーの試飲(通常サービス)のほかに珈琲チョコを配布。コーヒー豆を半額で提供した。期間中の利用者数(レジ通過者)は合計1,500人だった。
営業時間は10時~19時。