家族を演じ手に「実験室で研究を行う研究者たち」「繁盛する床屋夫婦と客」などの写真で話題の写真家、浅田政志さんが7月3日から、「you hall」(高崎市高松町 NTT東日本群馬支店内、TEL 027-324-1120)で写真展「浅田家」を開催する。
浅田さんはテーマとなるシチュエーションに合わせ、両親と兄と自分の4人でそれぞれの役を演じ、セルフタイマーで撮影する技法を用いた写真撮り続けている。
浅田さんがこうした写真を撮り始めたのは日本写真映像専門学校(当時、大阪市住之江区)在学中の2001年。「1枚で表現できる写真という課題が出た。僕は普段身近なものを撮っていたので、最も身近なもの=家族をテーマにしようと考えた」(浅田さん)。
家族をテーマにといっても普通に家族を撮ることに終わらないのが浅田流で、「オカン以外の男三人(父、兄、本人)が別々の理由で同時期にケガした時の思い出を再現しようと考え、それぞれケガした部分に包帯を巻き、オカンの病院(オカン=本物の看護師)で撮影させてもらった」(同)。
当初は恥ずかしがっていた家族だが、最近では企画を立てたり、衣装を選んだり、「こんなポーズどうやろ」とかなり前向き。
出来上がった作品は「スキがいっぱいあり、突っ込みネタ満載。作っているけれど作りすぎないよう心がけている。僕としては『記念をつくり出す記念写真』を撮っているつもり。兄貴が結婚したので今は家族5人で記念写真を撮っている」(同)とも。
群馬県初となる今回の写真展では、突っ込みネタ満載の約50点の作品を展示。
時間10時~18時。入場無料。同8日まで。
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