3月29日の開幕から100万人以上の人が集まった「緑化フェア」。会期が終わる6月8日以降も、一時的に「敷島公園会場」通称「バラ園」(前橋市敷島町)の展示はそのまま維持される。
バラ園は2006年6月に開催された「バラ園まつり」終了後、「緑化フェア」準備のため1年9カ月という長期にわたり閉園していた。バラ園の周辺には多くの飲食店や商店があり、長期の閉園は少なからず営業に影を落とした。
一部には「『前の方がよかった』との声もあるが」(群馬県担当者)、バラ園は車いすでの周遊が可能なユニバーサルデザインに生まれ変わった。緑化フェアが始まると観光客や開園を待ちわびた人が大勢訪れ、にぎわいを取り戻した。
緑化フェアへの来場者は5月19日正午、予想より20日早く目標の100万人(全会場合計)を突破した。バラ園の来場者数は6月2日までで約42万9千人。バラ園だけでなくどの会場も多くの人出でにぎわったものの、会期中盤から商店街などで「緑化フェアが終わった後の反動が心配」とイベント終了後を憂う声も上がっていた。
植物を展示するイベントだけに期間終了に合わせて花が散るわけはなく、バラ園の延長は約600種類、約7,000株のバラに合わせた格好。
「ピークは過ぎるがまだまだ充分楽しんでもらえる。6月22日くらいまでほぼ『緑化フェア』のままの展示を維持し、その後は前橋市の管理に移行する」(同)。
関連写真前橋で「チューリップ」10万本満開-ぐんまフラワーパーク(高崎前橋経済新聞)緑化フェア「足湯」に3万人-群馬県内の温泉を週替わりで(高崎前橋経済新聞)緑化フェア会場に秋篠宮ご夫妻-前橋(高崎前橋経済新聞)詩と音楽の喫茶店「あすなろ」跡でコラボ企画-高崎(高崎前橋経済新聞)