スイス映画「僕のピアノコンチェルト」-シネマテーク高崎で上映

「僕のピアノコンチェルト」の脚本は、子どもの頃から「ピアノ」と「天才」に憧れを持っているフレディ・M・ムーラー監督が「音楽が持つ力に対する畏敬の念を込めて」書いた

「僕のピアノコンチェルト」の脚本は、子どもの頃から「ピアノ」と「天才」に憧れを持っているフレディ・M・ムーラー監督が「音楽が持つ力に対する畏敬の念を込めて」書いた

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 シネマテーク高崎(高崎市あら町、TEL 027-325-1744)は、2007年スイス映画賞最優秀作品賞はじめ多くの映画賞を受賞したスイス映画「僕のピアノコンチェルト」(フレディ・M・ムーラー監督)を上映している。

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 フレディ・M・ムーラー監督(1940年~)はスイス、ドイツ語圏の出身。スイス映画はドイツ語とフランス語で製作されることが多く、ドイツ語圏ではフレディ・M・ムーラー、ダニエル・シュミット、フランス語圏ではアラン・タネール、クロード・ゴレッタ、ミシェル・ステーらが活躍し、1960年代には「ヌーヴォー・シネマ・スイス」を巻き起こした。スイス映画が日本で公開されることは少ないが、フレディ・M・ムーラー監督作品「山の焚火」(1985年)が話題になった時には、アテネフランセ文化センターで同監督の全作品が上映された。

 「僕のピアノコンチェルト」は、モーツァルトのようにピアノを弾き、アインシュタインのような数学の才能を持つ天才児の物語で、主人公の少年ヴィトスを演じたテオ・ゲオルギュー(チューリッヒ出身)は実生活でもピアノの天才。

 天才児扮する天才児ヴィトスは、「幼稚園で地球温暖化について語り、お遊戯よりも辞書が好き、始めたばかりのピアノは天才的にうまい。周囲の期待を一身に受け大人への階段を歩き始めるのだが…」(シネマテーク高崎担当者)。

 全編を通じヴィトスが奏でるシューマン、バッハ、リスト、ラヴェル、モーツァルトなどの名曲が流れ、ストーリーとともにテオ・ゲオルギューのピアノが楽しめる作品に仕上がっている。言語はドイツ語、字幕スーパー付き。今月15日まで。

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