子育て終え本格的に絵を始めた女流画家、高崎で個展-100号の大作も

年齢を感じさせない新鮮なタッチが特徴の狩野さんの作品

年齢を感じさせない新鮮なタッチが特徴の狩野さんの作品

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 狩野台子さんの個展「狩野台子作品展」が12月13日から、YOU HALL(高崎市高松町、TEL 027-323-6218)で始まる。

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 狩野さん(渋川市在住)は子どものころから絵を描くのが好きでよく描いていたが、絵画の道には進まずに結婚・出産・育児を経て、40歳を過ぎ自分の時間が持てるようになったため「何かしたい」(狩野さん)と、武蔵野美術短期大学部(通信教育)で昔から好きだった絵画の勉強を始めた。現在は制作活動のほかに週1回、文具や画材を扱う「文具のアオキ」(渋川市石原、TEL 0279-23-1616)で絵画教室を開いている。

 武蔵美では油絵を専攻した狩野さんだが、水彩画、鉛筆画、デッサンなど作品の幅は広く、今回展示する作品の中には100号を超える大作もある。「大きい作品は二紀展に出展したもの」(同)だという。

 狩野さんは静物や風景も描くが、「人物が好きなので」(同)人物を題材にした作品が多いのが特徴で、フランスを旅行した時に出かけた朝市で見かけた少女が「あまりかわいいので」(同)声をかけて描いたという作品もある。フランスものではこのほかにモンサンミッシェルなどを描いた小品を展示するという。「世界遺産のモンサンミッシェルは写実的にではなく、修道院だった歴史的な雰囲気を出すために暗い感じで仕上げた。小品だが苦心したこともあり好きな作品」(同)だという。

 同展では油彩、水彩を中心に約28点の展示を予定している。開場時間は10時~18時。12月18日まで。

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