ホルモンのテークアウト専門店「第一ほるもん」(前橋市若宮2、TEL 027-233-4718)が店舗移転から1カ月、売上が3割伸びたことがわかった。
第一ほるもんは1969(昭和44)年創業。国産の内蔵肉を自家製のたれで仕上げたホルモンが人気だ。「部位ごとにていねいに処理することで臭みのないおいしいホルモンに仕上げる。たれはしょう油とみそをベースにニンニクなど10種類以上のスパイスを使う」(店主の方喰市郎さん)という。
移転前の店舗は駐車場はあるものの店の前に駐車スペースがなかった。加えて工場が約200メートル離れた場所にあったため、ものの数分だが移動が手間だった。
新店舗は併設の工場と合わせて92平方メートル。店頭および敷地内に16台の駐車スペースを用意した。
5月26日に新店舗での営業が始まるとみるみる売上が伸びた。方喰さんは「販売と工場が一体化したことにより、お客様の要望にも対応しやすくなった。新しいお客様も増えた」と喜ぶ。
家飲みやバーベキューなど、家庭や行楽で焼き肉を楽しむ人が増える中、「A5ランクの和牛ホルモンなど高級商品が人気。国産の内蔵肉は高騰傾向にあるが、『ホルモンと言えば第一』と言われるようこれからもがんばる」(方喰さん)と意気込む。
商品は希少部位などを含む約50種類。「豚ホルモン小」(185グラム、200円)、「豚中トロホルモン」(150グラム、300円)、「和牛特上カルビ」(110グラム、590円)、「牛テッチャン」(110グラム、480円)、「牛ホルモン」(110グラム、360円)など。営業時間は9時~20時。第4水曜定休。