ヤマダ電機は9月29日、高崎市労使会館(高崎市東町)で大規模小売店舗立地法(大店法)に基づく地元説明会を開催した。
同社の高崎本社ビルは、地上12階地下2階建てで、地下1階~地上5階までが店舗、6~9階が駐車場、10~12階が本社オフィスとして使用される。店舗部分の面積は約2万800平方メートル。同説明会はこの店舗部分について法令に基づいた必要条項の説明を行うもの。同説明会には市民約10人が参加し、ヤマダ電機、清水建設などの担当者8人からの説明を聞いた。
ヤマダ電機側は、店舗の営業時間は10時~23時で、駐車場を975台(店舗分857台、本社オフィス分118台)完備すること、オープン後の道路混雑状況は、現状よりやや増えるもの法定基準内に収まるなどの調査結果を発表した。
説明会に参加した市民の中からは「騒音」や「渋滞」などについての質問が出た。これらに対しヤマダ電機側は「法律の基準はクリアしているが、オープンしてから現実的に近隣住民に迷惑がかかることがあれば対応する」とした。
同社の高崎本社ビルの完成予定は2008年6月だが、同社が創業地である前橋市から高崎市に本社を移転することと、JR高崎駅東口から70メートルという立地に大型小売店鋪を併設した本社ビルを建設することが発表されて以来、両市市民の注目を集めている。