大雪の影響で2月15日に崩落した高崎市街地の中央銀座商店街のアーケードの崩落部分の撤去が2月24日、終了した。
アーケードは全長430メートルで、1970年代に設置されたもの。落下したのはこのうちの50メートルで、崩落に巻き込まれた人はいなかった。
アーケードは1950年代ごろから設置され始め、買い物の利便性が高まると全国各地の商店街に設置された。現在は、維持管理にコストがかかるほか、暗い印象を与えるとして撤去に踏み切る商店街も少なくない。だが、商店街の多くは存続か撤去か意見がまとまらず苦慮しているというのが実情のようだ。
中央銀座通りは市道のため、今回、道路を管理する高崎市が落下物として落ちた屋根材などを撤去した。崩落部分以外に崩落の危険が予想される部分が約60メートルあり、同市では人員と資材の調整が付き次第、該当部分も撤去する予定。
後は商店街の判断となる。