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在来作物に焦点「よみがえりのレシピ」、高崎で上映へ-レストランとコラボも

「外内島キュウリ」は鶴岡市外内島地区で栽培されている。独特の苦みが特徴。(C)映画「よみがえりのレシピ」製作委員会

「外内島キュウリ」は鶴岡市外内島地区で栽培されている。独特の苦みが特徴。(C)映画「よみがえりのレシピ」製作委員会

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 ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」が10月26日から、「シネマテークたかさき」(高崎市あら町、TEL 027-325-1744)で上映される。

生は幻「藤沢カブ」

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 「よみがえりのレシピ」は在来作物とそれを育てる人にスポットを当てた映画。在来作物とは栽培者が自分で種を守り栽培してきた作物を指す。舞台は山形だ。

 映画には「だだちゃ豆」「外内島キュウリ」「宝谷カブ」「梓山大根」「山形赤根ホウレンソウ」「雪菜」をはじめとする在来作物とこれらの栽培を続ける人、その野菜を生かす料理に取り組むイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」(山形県鶴岡市)の奥田政行シェフらが登場する。

 私たちが日頃口にする野菜は病気に強く、同じ作付面積なら収穫量が多くなるようになど品種改良されているものがほとんどだ。これに対し在来作物は病気に弱く、収穫効率も悪いため市場で評価されず、絶えてしまったものが多い。

 作品は誰に頼まれたわけでもないのに在来作物を作り続ける人々の姿を通して、失われつつある農業の姿に迫る。

 高崎での上映に合わせ、レストラン「アートマルシェ」(高崎市庁舎21階)が山形産野菜を使ったコース料理(3,800円)を提供する。同映画の半券提示で半額にするサービスを行う。要予約。

 上映、コース料理とも11月8日まで。

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