日本一懐かしく安い遊園地として知られる「るなぱあく」(前橋市大手3)で3月に発売された「10円木馬のフィギュア」が好評だ。
「るなぱあく」は1954(昭和29)年に「前橋市中央児童遊園」として開園。60年という長い間には東京ディズニーランドに代表されるテーマパークの近代化の波にのまれ、アトラクションの老朽化に追い打ちを掛けられるなど苦難の時代もあったが、運営の民間委託が始まった2006年ごろから息を吹き返した。
同園のアトラクションの中に木馬がある。木馬はバンダイナムコ(旧中村製作所)が1950(昭和25)年に製造したもので、現在も当時のまま。利用料が1回10円であることから「10円木馬」と呼ばれ親しまれている。
同園にはこれまで土産品はなく、「10円木馬フィギュア」は初めての取り組み。デザインは前橋在住の造形作家、芦村早苗さんが担当した。10円木馬に合わせた5色展開で、価格は1個600円。オリジナルケース付きの5個セット(3,500円)もあり、こちらは大人に受けているという。
開園時間は、3月~10月=9時30分~17時、11月~2月=10時~16時。火曜休園(祝日の場合は翌日)。入園無料。