群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」への問い合わせや使用許諾申請が昨年11月から急増し、県担当者が対応に追われている。
「ぐんまちゃん」は昨年秋に開催された「ゆるきゃらグランプリ2012」で「バリィさん」(愛媛県今治市)、「ちょるる」(山口県)に次ぐ第3位に入った。「ぐんまちゃんグッズを作りたいがどうすればいいのか」「パッケージにぐんまちゃんのイラストを印刷したい」などの問い合わせが増えたのは順位確定後だった。
同県は2009年秋に使用許諾の申請制度を設けた。以降、月30件前後だった申請は昨年11月から平均で50件、最も多かった月には75件を数えた。
商品に「ぐんまちゃん」のイラストを使う場合もパッケージに使用する場合も所定の利用申請書を提出し、利用許諾を得る。1回の申請で利用期間は最長1年間で、更新制度もある。現在使用中の案件は申請書ベースで509件あり、1回の申請で複数の商品が対象になっている場合もあるためアイテム数はこれを上回る。利用は無料。
「ぐんまちゃん」自身はウィルコム(本社=東京都港区)からのオファーを受け、「だれとでも定額」のテレビコマーシャルでタレントの佐々木希さん、高田純次さん、バリィさんほかのご当地キャラと共演した。