米国の経済誌「Forbes（フォーブス）」が注目する若手起業家の一人に選んだ大木洵人さんが3月12日、出身地の高崎で開催されるトークイベントに参加する。

大宮透さん・沼田翔二朗さん

　 大木さんが選出されたのは2012年で、日本人で唯一だった。大木さんは起業家の中でも社会起業家と呼ばれる分野で活躍する。一般的な起業家がビジネスの成果を追求するのに対し、社会起業家は社会的な活動を通してその成果を追求する。大木さんは2008年、聴覚障害者と聴者の本当の意味での対等な世の中をつくりたい」と「ShuR（シュアール）」を創業した。

　今回のトークイベントは「ソーシャルビジネス・高崎・場・若者」がテーマで社会起業への意識啓発と社会起業家の育成が目的。そのため、1987（昭和62）年生まれの大木さんはじめ、1988年、1989年生まれの若手スピーカーをそろえた。

　1988（昭和63）年生まれの大宮透さんも高崎出身で、陸前高田のコミュニティーカフェ「りくカフェ」、高崎のコミュニティースペース「MOTOKONYA」の立ち上げや運営に携わる。

　1989年生まれの沼田翔二朗さんは北海道出身で、現在、高崎経済大学修士課程1年。2009年から同大の学生NPOに参画し、組織と事業の変革を手掛けてきた。

　会場はカフェレストラン「Gru（グルー）」（高崎市連雀町）。参加費（飲食含む）は、社会人＝4,000円、学生＝2,000円。参加費のうち1,000円が、シュアールがリリースした世界初の手話キーボードを利用したクラウド型オンライン手話辞典「SLinto」の開発資金や各活動への寄付に充てる。

　開催時間は18時～21時。定員100人。参加申し込みはフェイスブックイベントで受け付ける。