高崎のホルモン専門店「山木屋」(高崎市下室田町、TEL 027-374-0046)が今年1月、創業以来初めて「みそだれ」を変えた。
山木屋は1955(昭和30)年に同所で創業。丁寧に仕込んだホルモンが人気で、地元だけでなく広い範囲から客を集めている。仕込みは毎日11時から8時間かけて6~7人で行う。1日分だけで100キロ。「もう慣れたから苦にならないが、きれいに洗ってボイルする」と店主の原田和男さん。
ホルモンはみそ味と塩味で提供する。みそだれは創業以来、ずっと同じ原料とレシピを守ってきたが、今年1月、主原料のみその製造が中止になり変更せざるを得なくなった。
和男さん、長男でたれを担当する貴史さんは同じようなみそを探した。「全く同じものはなかったが、いろいろ試した中で最も似たものを選んだ。以前よりややまろやかになった」(貴史さん)。
みそだれを変えて3カ月、「今までと変わらぬ評価をいただけているようで一安心」と和男さん。みそだれのわずかな変化に気付いたのは、常連客のうちの一人だけだったとも。
営業時間は11時30分~22時。月曜定休。