買う 学ぶ・知る

前橋のとんかつ店店主、自作の陶芸作品で東北支援-「We are one」終了迫る

店内の一角にしつらえられた「We are one」東北支援陶芸展

店内の一角にしつらえられた「We are one」東北支援陶芸展

  • 0

  •  

 前橋の老舗とんかつ店「かつ政」(前橋市大友1、TEL 027-253-7059)の店主、堀江政孝さんが開いているチャリティー陶芸展の終了が迫っている。

販売中の作品

[広告]

 堀江さんは赤城山にある自分の窯(穴窯)で制作活動に取り組んでいる。「赤城山は赤松をはじめとする松の宝庫。害虫駆除などのために伐採した赤松を燃料にする。赤松は強い火力と炎が伸びるのが特徴で、灰すら残らないほどよく燃える。化石燃料や電気の窯に比べ穴窯はエコ」(堀江さん)だという。

 3月11日、ランチタイムの営業時間中に地震が起きた。「鍋の油が左右に大きく波打つほど揺れた。お客さまを外に誘導。収まったのを見計らって店に入ったが、カウンターの上に飾ってある壷がそのまま立っていたのでかえって驚いた」と振り返る。

 堀江さんは東北の出身。「同じ東北人として何かできることはないか」と「We are one」と刻印したフリーカップを焼き、7月8日からチャリティー陶芸展を始めた。

 販売価格は、フリーカップ=300円、アイスペール=1,000円など。売り上げの全額を、日本赤十字社群馬県支部を通じ被災地に寄付する。

 営業時間は11時30分~14時、17時~21時00分。陶芸展の見学だけも可能。7月14日まで。

後援会申請バナー
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース