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前橋に春を告げる和菓子「さくらわらべ」、新妻屋で販売始まる

割らないと見えないサクラ色がかえって奥ゆかしいか、「さくらわらべ」

割らないと見えないサクラ色がかえって奥ゆかしいか、「さくらわらべ」

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 1882(明治15)年創業の老舗和菓子店「下馬将軍本舗 新妻屋」(前橋市表2、TEL 027-221-5222)が3月5日、春の菓子「さくらわらべ」の販売を始めた。

「さくらわらべ」を切ってみました(実物大)

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 「さくらわらべ」(1個95円)は刻んだサクラの葉を練り込んだ白あんを、ホワイトチョコレートでコーティングした焼き菓子。同店は月に10~20種類の生菓子、季節商品を含む約10種類の焼き菓子を手がける。

 春の和菓子として広く知られるものの一つに「さくら餅」がある。「当店のさくら餅は立春から春分まで、春分から立夏までは『かしわ餅』になる。サクラの花が咲くのは春分後のため、すでにさくら餅はない。『さくらわらべ』は6年前、実際のサクラの時期に提供できる菓子をと、父(4代目、高野博道さん)が開発した」(5代目の善明さん)という。

 同店の定番商品の一つに、レーズンを入れた黄身あんをホワイトチョコレートでコーティングした「上州わらべ」という商品があり、「さくらわらべ」はこの姉妹品だ。

 立春の時期は「春は名のみ」だが、2月も下旬になると春めく日も出てくる。暖かくなると同店には「さくらわらべは発売されたか」、サクラが咲くと「さくらわらべはまだあるか」という問い合わせが入る。

 営業時間は9時~19時。水曜定休。「さくらわらべ」の販売はサクラの花が散るまで。

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