榛名山麓で栽培したナシの大きさを競うコンテスト「はるなの梨第21回ジャンボ梨コンテスト」が11月26日、高崎市庁舎で開催され、高瀬純一さん(高崎市里見町)が育てた2,170グラムの「あたご」が優勝した。
通常、スーパーマーケットなどで販売されるナシの重さは約300~400グラムで、入賞した3品種(あたご、王秋、新雪)のうち最も軽いものでも1,789グラムと5~6倍、小玉スイカ級の大きさだ。
「あたご」は日本で栽培されるナシの中で最も大きいとされる品種。サイズが大きくなるほど甘みも増すといわれる。「『あたご』は甘さだけでなく酸味を楽しめる。王秋は水分が多くジューシー。新雪はシャキシャキとした食感と長く貯蔵できるのが特徴」(JAはぐみくの森泉さん)。
今年は春先の降雪、夏の猛暑とナシにとってはつらいシーズンだったため、豊作の年に比べるとサイズは小さめ。同コンテストが始まった1990年から今年までの最大サイズは2007年の2,822グラムの「あたご」だった。
ジャンボナシの食べごろは年末から正月にかけて。価格は1.1~1.3キロ未満で1個750円。榛名地区の直売店で販売する。問い合わせは「JAはぐくみ」(TEL 027-374-0256)まで。