重量級の「ジャンボギョーザ」、人気の秘密は?-高崎・陽気軒

焼き担当は一徳さん

焼き担当は一徳さん

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 高崎の「陽気軒(ようきけん)」(高崎市吉井町、TEL 027-387-7082)と言えば「ジャンボギョーザ」…その人気の秘密を探った。

ジャンボギョーザのほぼ原寸写真

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 ジャンボギョーザは1個が長さ約13センチ、重さが約130グラムあり、一般的なギョーザの4~5倍ある。あまりの大きさに最初は戸惑う客が少なくないが、皮も具も手作りのせいか全体的にあっさりしている。一人前は5個で500円。

 取材の間、来店者は途切れることなく、その上ほとんどの人がジャンボギョーザを注文した。ジャンボギョーザの売り上げは全体の6割を占める。

 陽気軒は1961(昭和36)年、石丸勝徳さんが代々木で開業。1967(昭和42)年に立教大学(東京都豊島区)の近くに移転し、1975(昭和50)年に高崎に移った。現在の店主は長男の一徳さん。

 メニューはジャンボギョーザのほか、ラーメン、チャーハン、これらを組み合わせたセットもあるが、すべてボリュームがあり低価格なのが特徴。たとえば、ジャンボギョーザ3個、ネギラーメン、半チャーハン、おつまみチャーシューがセットになったランチメニュー「まんぷくラーメン定食」でも800円、ラーメンは450円。

 「安いのに大盛り」になったのは、立教大学の学生の注文のほとんどが大盛りだったためで、「『大盛りにして』という要望に応えてどんどん大盛りにして来たらこんなになってしまった」と一徳さん。

 ジャンボギョーザは平日=100人前前後だが、ブログなどで紹介されたため週末は県外からも多くの人が来店する。そのためジャンボギョーザの注文だけでも1日300人前に跳ね上がるが、同店の厨房は皮を作る人、具を作る人、詰める人、焼く人と手作りの生産ラインが確立されており、繁忙日も乗り切れるようになっている。

 「キャベツは嬬恋産、ニラは町内産。肉とニンニクは少なめ、キャベツを多めにしてヘルシーに仕上げているので女性でも完食する人は多い」(一徳さん)というジャンボギョーザ、サクサクしたキャベツの食感が感じられる具、モチモチした皮…人気の秘密は新鮮な野菜と手作りにありそうだ。

 営業時間は11時~20時。毎月2日・15日・26日定休。

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