前橋に北関東初の「コストコ」-県内最大モール、ベイシアが誘致

広すぎて入りきれない「パワーモール前橋みなみ」用地。白い建物(左)と赤い鉄骨(中央)の間にコストコが。左奥は経済連ビル、インターチェンジは右後方

広すぎて入りきれない「パワーモール前橋みなみ」用地。白い建物(左)と赤い鉄骨(中央)の間にコストコが。左奥は経済連ビル、インターチェンジは右後方

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 関東を中心にスーパーマーケット99店舗を展開するベイシア(本社=前橋市亀里町)は、今年12月開業する「パワーモール前橋みなみ」に「コストコ」(本社=コストコ ホールセール ジャパン、神奈川県川崎市)を誘致する。コストコの出店は北関東初。

建設現場を逆側から見ると

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 「パワーモール前橋みなみ」は北関東自動車道前橋南インターチェンジの脇に位置し、総面積は約7万坪(23万2,773.2平方メートル)。開業は第1期が今年12月、第2期が来夏、第3期は来冬を予定する。

 1期はベイシア、カインズ、ベイシア電器、オートアールズのベイシアグループの4店舗、カジュアル衣料のGAP(ギャップ)を含むテナント3店舗のオープンを予定しており、コストコは第2期の予定。

 ベイシアは商圏を第1期=半径10キロ、第2期=半径15キロとしている。半径15キロの場合、前橋・高崎・伊勢崎全市、埼玉県北部までとなるが、「インターチェンジ脇という立地と広範囲からの集客が見込めるコストコの出店から、長野県、新潟県など隣県からの集客も見込む」(ベイシア担当者)。

 ベイシアとコストコは取扱商品が重なるが、「会員制の大量販売という観点からしても、またベイシアは生鮮商品がメーンで、毎日・少量の需要が主。重なるものはそれほどないが、お互いに競争することで良い効果が出れば」(同)と話す。

 コストコの概要は現在のところ非公開だが用地は公表されており、ベイシアグループが使用するエリアに隣接するモール用地の北西部分を使用する。

 店舗数だけ見ると第3期分までで30店舗と少なめだが大型店舗が多いため、第1期だけでもその面積は3万3,000坪を超える。年商はモール全体で300億円を見込む。

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