高崎のホテルから護国神社まで-綿帽子の花嫁、人力車で

白無垢(むく)に綿帽子の兵藤さん、黒の紋付きの新井さん。日本の伝統美が柳通りの柳の若葉に映えて

白無垢(むく)に綿帽子の兵藤さん、黒の紋付きの新井さん。日本の伝統美が柳通りの柳の若葉に映えて

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 群馬県護国神社(高崎市乗附町)で式を挙げる新郎新婦が6月5日、高崎ビューホテル(同柳川町、TEL 027-322-1111)から人力車で観音山に向かった。

早朝から詰めかけた報道関係者

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 結婚式といえば教会式の人気が高かったが、神前式への回帰現象が起きている。背景には神社で式を挙げるタレントの出現や浴衣(着物)ブームによる
和の文化への興味を高まりがある。

 全体の6割が神前式と、和婚の比率が高い高崎ビューホテルは2006年、館内の神殿を舞台をイメージした斬新なデザインにリニューアルした。護国神社と提携は2000年からで、同神社での挙式は和婚の43%、全体の35%に上る。

 神社までは約5キロあり、通常はバスなどで送迎する。人力車はオプションメニューで、教会式の馬車やリムジンの送迎に匹敵する演出効果を狙い導入したもの。

 白無垢(むく)に綿帽子の花嫁と黒の紋付き姿の花婿を乗せた人力車は、8時45分にホテルを出発。「何かあるの?」と集まっていた近所の住人らは、「いいわね」「群馬では珍しいわね」と写メを撮りながら「おめでとう」と声を掛けた。

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