町おこしの一環で2007年から開催されている「新町ひなまつり」が盛況で、桃の節句までに約2万5千人を集客したことがわかった。
「新町ひなまつり」は町内の家庭に、飾る機会のなくなったひな飾りの提供を呼びかけ、集まったひな飾りを飾ってくれる店舗を探し、期間中自由に見てもらおうという企画。2月7日より、明治天皇新町行在所(メーン会場)や新町商工会館、協力60店舗に約100基のひな飾りを飾り付けた。
新町商工会の堀口さんは「今年はおかげさまで、今までにない集客ができた。家族や夫婦で見に来る一般の人のほか、13日にはJRの『駅からハイキング』(約700人)、27日には読売旅行のバス6台(約300人)のツアーという大口もあった」と振り返る。
メーン会場に設けた案内所では、飲食店や土産物の案内などを行った。見物客のすべてが一様に食事や買い物をするわけではないが、見物客の増加は町に活気をもたらした。
最終日となる3月3日には、メーン会場で同町の園児が琴の演奏や合唱を披露する。演奏は14時から。