プレスリリース

【今期売上見込み7億超え・3年間で売上ほぼ倍へ】赤字経営・倒産寸前・銀行からの貸しはがしのどん底から脱却した群馬の電気工事会社

リリース発行企業:有限会社勝山電気工事

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有限会社勝山電気工事 代表取締役社長 勝山敦

まもなく創業40周年を迎える群馬県高崎市の有限会社勝山電気工事は、工事部員15名という規模ながら、売上の95%を元請け受注で構成し、今期は3年前の倍近くの売上を見込んでいる。建設業界では珍しいこの構造がどのように生まれたのか、その背景にある経営判断と成長の記録を、現社長の勝山の目線から赤裸々に公開する。

■ 入社当時は「100%下請け」だった

現社長が1995年に勝山電気工事へ入社した当時、会社は完全な下請け体質だった。施主から大手建築業者→大手サブコン→地元元請→勝山電気工事、という多層構造の末端で、工事だけを請け負う日々。売上の75%を1社の元請けに依存していた時期もあった。
代表の勝山は当時の状況を
「抜け出したい気持ちはあった。でも抜け出せなかった」
と振り返る。

仕事はあるが、負のスパイラルから抜けられない状況だった


■ 転機は「メイン元請の倒産」

2000年代初頭、小渕内閣から小泉内閣への移行に伴う公共工事の見直しが追い風となり、売上の大半を依存していた元請け会社が倒産。
1年目:その会社からの仕事が激減し、1,500万円の赤字
2年目:その会社の倒産によりさらに売上激減、2,400万円の赤字
全体の売上は半減し、6,000万円に。借入は売上と同額の6,000万円に膨らんだ。絶望的な状況の中、ある朝勝山が出社すると、父(先代社長)から「お前の家の不動産登記簿を取ってきてくれ」と言われた。自宅を担保に差し入れる、ということだった。

■「なぜ他の会社と同じことをしているのか」

この危機の中で、勝山は商業界(経営者の学びのコミュニティ)との出会いを通じてある気づきを得る。
東京で一丁500円の豆腐を売る豆腐屋。スーパーに何種類もある豆腐がある中で、わざわざその豆腐を2丁買っていくおばあさんの姿。
「みんなと競争するから比較になるんだ。自分たちの提案を喜んでくれる人と仕事をすればいい」
この気づきが、すべての転換点になった。

■「施主に話しかけるな」から「自ら提案する」へ

下請け時代は「余分なことは言うな」が現場の常識だった。施主(お客様)と直接話すことはタブー。現場で何か気づいたら、施主ではなく元請け業者へ報告。そして言われた工事をするだけ。
それを180度変えた。
職人自身が見積を覚え、資料の作り方を学び、図面を描く。現場で最もお客様の要望を理解できるのは、実際に手を動かしている職人自身だという確信のもと、職人が営業もする「元請け体制」へ転換した。
自分たちの提案でお客様が喜ぶ。その体験を積み重ねることで、職人たちは「必要とされることの嬉しさ」を知っていった。





■ なぜ元請けは収益が変わるのか

建設業の請負構造を簡単に示すと、下請け多層構造では同じ工事でも各層で20~25%の経費がかかる。
1,000万円の工事が施主から発注された場合、大手(電気大)→中堅(電気中)→地元(電気小)と下りてくる度にどうしても経費がかかり、階層が下がれば下がるほどわずかな利益しか残らない構造になっている。
一方で勝山電気工事が施主と直接取引する元請けになれたことで、その差額が丸ごと自社の収益になる。これが「元請け転換=大幅な収益改善」の構造だ。
赤字体質だった会社が、元請け転換によって収益構造を根本から変えた。

■現在の数字

- 37期(2023年9月~2024年8月)売上高:3億9,000万円
- 38期(2024年9月~2025年8月)売上高:6億1,500万円(前期比1.6倍)
- 39期(2025年9月~2026年8月)売上見込:7億4,000万円(前期比1.2倍)
注目すべきはその成長スピードだ。わずか2年で売上が倍近くにまでに急成長している。しかもこの期間に新たに採用した社員は、10代・20代の未経験者のみ。即戦力を外から引っ張ってきたわけでも、大規模な設備投資をしたわけでもない。
「お客様に直接喜んでいただける元請けという立場」と「自社で育てた人材」という2つの軸だけで、この成長を実現した。




■「建設業だからしょうがない」は言い訳だった

元請け転換で最も難しかったのは、収益構造の話でも営業先の開拓でもなかった。職人のスタンスを変えることだった。
前述の通り、下請け時代の現場では「お客様がいたら隠れろ」「余計なことはしゃべるな、挨拶もするな」が当たり前だった。指示された通りの施工をこなすことが職人の仕事であり、それ以上でも以下でもなかった。長年そう教わってきた職人たちに、勝山はこう伝えた。
「今日からお客様がいたら、率先して自分から笑顔で挨拶をしろ」
現場の戸惑いは当然あった。しかし勝山は諦めなかった。職人たちにこう言い続けた。
「みんなはお客様が知りたい情報を全部持っている。何が必要で、いくらかかって、工期はどれくらいで、選択肢は何があるか--それ全部わかるでしょ? 絶対できるよ」
自分の営業を見せ、職人の営業に付き添い、フィードバックをし続けた。その積み重ねの中で、職人たちは「自分たちの提案でお客様が喜ぶ」という体験を少しずつ積んでいった。

今の勝山電気工事は、電気工事業をサービス業として捉えている。技術を持つ職人が、お客様の要望に直接寄り添い、電気工事のプロとして最適な提案をする。元請けだからこそお客様の細かな要望を汲み取ることができ、期待を超えた“サービス”を提供できる。
一時は倒産という絶体絶命の局面にありながらも、諦めずに変化・進化した先に、今の勝山電気工事のスタイルは確立されてきた。

■今後の展望

2026年11月、勝山は社長業を退き、創業家ではなく一般社員の中から次の社長が就任する。下請けから元請けへ。赤字から高利益率へ。その変革の歴史を受け継ぎながら、次世代の経営チームが「お客様のありがとうのためなら何でもやる」という哲学を引き継いでいく。


代表取締役社長 勝山敦(左)と取締役専務 大西拓(右)


■会社概要

会社名:有限会社勝山電気工事
所在地:群馬県高崎市箕郷町下芝658
代表者:勝山 敦
設立 :1987年12月(2026年9月で創業40年)
事業内容:電気工事業/カフェ運営(ple cafe)/インターンシップ受入 等
TEL:027-386-5103

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