高崎、前橋のホテルなどで12月31日、年末恒例のおせち料理の詰め込みと配送が始まった。
高崎ビューホテル(高崎市柳川町、TEL 027-322-1111)では朝5時から、厨房のスタッフはもちろん、支配人、営業、フロント、宴会スタッフらが約500個のおせちを準備した。
少子高齢化の影響か、「『おせち料理も少人数でも食べきれるものを』という要望に応え、今年は量より質を重視した」(同ホテル武井総料理長)という同ホテルのおせちには、世界三大珍味のキャビア、フォアグラ、トリュフが使われている。
消費低迷が叫ばれる中、同ホテルの受注数は昨年並みで「市内の百貨店からの注文も昨年と同様で、百貨店自体のおせちの受注数も昨年並みと聞いている」(伊丹支配人)という。
8時には十数人の宅配部隊がおせちを積み込んだ車で、今年最後の大仕事に出発した。