絹のテーマパーク「群馬県立日本絹の里」(高崎市金古町、TEL 027-360-6300)で5月23日から、「子どもの晴れ着とちりめん細工」展が開催されている。
日本では昔から宮参り、節句、七五三など子どもの儀式にも正絹(シルク)の祝い着を使ってきた。これらの中には「産着(うぶぎ)」、3歳の七五三用衣裳「被布(ひふ)」などの独特のデザイン、呼び名のものもある。
ちりめん細工は着物を作った時の残り裂を使って作った小物で、日常的に着物を着た戦前までは盛んに行われ洋服が台頭するようになって衰退したが、ここ数年来の「和テイスト」の流行により、生地はちりめんではないが、形を模した細工物を雑貨店などで見かけるようになった。
同展では、晴れ着54点(一部普段着)、ちりめん細工430点を展示している。最も古いものは江戸末期のちりめん細工。
開館時間は9時30分~17時。観覧料は、一般=400円、大高生=250円。火曜休館。7月13日まで。