「北関東自動車道」-最大2年前倒しで2011年、全線開通へ

太田桐生インターチェンジ(中央)から足利方面(上)工事が進んでいる

太田桐生インターチェンジ(中央)から足利方面(上)工事が進んでいる

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 NEXCO東日本(東京都千代田区)が建設を進めている北関東自動車道の工事が、区間によっては最大2年前倒しとなり、2011年に全線が開通することになった。北関東自動車道の計画が決定したのは1991年。当初の計画では2011年度中の開通を予定していた。

時間のかかるトンネル工事も急ピッチ

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 群馬県内では2001年、高崎-伊勢崎間が開通、2008年には太田まで延長された。昨年12月、真岡-桜川筑西間が開通したことにより、残すは太田-岩舟間の約24キロメートルとなった。このうちの田沼-岩舟間は2010年のGW前に、残りも「2011年度中ごろ」(NEXCO東日本担当者)に開通する。

 太田-田沼-岩舟間が開通すると、宇都宮上三川インターチェンジから前橋インターチェンジまで、距離は6キロメートルしか短くならないが、走行時間は約25分短縮される。

 北関東を横断するには長い間、国道50号線を使うほかなく、片側1車線の区間もあったことから渋滞は当たり前、とにかく時間がかかった。そのため、道州制などを視野に入れれば仲良くしなければならない3県民だが、交流は控えめだ。全線開通により物だけでなく人の流れもスムーズになれば、各県の観光地などで相乗効果が期待できるだろう。

 今年3月28日に始まった土曜・日曜・祝日のETC割引制度により、4月の利用台数は前年比130%との交流が深まる兆しも。

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