激戦エリアに「フレッセイ」が新店-短時間ショッピングの需要見込む

連取店のオープンは好天に恵まれ、開店前から行列が。「住宅の多いエリア。要望に添えるよう頑張る」と亀井剛店長は晴れやかな笑顔で話した

連取店のオープンは好天に恵まれ、開店前から行列が。「住宅の多いエリア。要望に添えるよう頑張る」と亀井剛店長は晴れやかな笑顔で話した

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 食品スーパーのフレッセイ(本社=前橋市力丸町)は12月12日、集中的な出店計画を進めている伊勢崎エリアに、今年2店舗目となる新店「フレッセイ連取(つなとり)店」(伊勢崎市連取町、TEL 0270-22-2188)をオープンした。

複合商業施設、田部井店

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 同社は10月30日、5店舗のテナントを併設した複合商業施設に「フレッセイ田部井店」(同田部井町)をオープンしたばかり。このほか来年春には「フレッセイ玉村店(仮称)」(佐波郡玉村町)、冬には「フレッセイ伊勢崎南店(仮称)」のオープンを予定している。これらがオープンすると伊勢崎エリア7店舗の体制となる。

 伊勢崎エリアへの集中的な出店計画について、同社経営企画部の高橋部長は「このエリアは人口が増えており、道路整備が進むなど好立地が多い。各店の商圏は店舗からの距離ではなくドライブタイム=最大10分以内とした。好立地だが競合店が多いため競争は激しい」と話す。

 連取店の半径3キロメートル以内にはイトーヨーカドー伊勢崎店(伊勢崎市連取町)、ベイシア西部モール店(同宮子町)、やましろやつなとり店(同連取町)などがあり、正に激戦区だ。

 田部井店も「ベルク」(本社=埼玉県大里郡)を核のひとつに据えた大型SCスマーク伊勢崎(同西小保方町)から2キロメートルしか離れていない。

 スマーク伊勢崎は田部井店のオープンから約1カ月後にオープンした。「スマーク伊勢崎の影響は想定したほどではなかった。田部井店は平日も週末も利用者数や売り上げに差がなく、現在、年商12億円に近い線で推移している」(高橋部長)という。

 田部井店、連取店共に売り場面積は約2,000平方メートル。同社では、「毎日の買い物を短時間で済ませることのできるちょうどいい売り場面積=2,000平方メートルを標準に、品ぞろえ、鮮度、接客などの更なる向上を図り、1店舗13億円の年商を目指す」(同)考え。

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