ウニモグを先頭にハコスカからキットカーまで-昭和の名車75台が高崎に

製品としての耐久年数を大幅に上回りながらも、車としての機能を維持。そればかりか、何となく心安らぐパワーをふりまく名車たち。写真はミゼット、スバル360、R2

製品としての耐久年数を大幅に上回りながらも、車としての機能を維持。そればかりか、何となく心安らぐパワーをふりまく名車たち。写真はミゼット、スバル360、R2

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 1950年代~1980年代に製造された車を集めたイベント「第6回高崎ノスタルジックカー・ミーティング」に合計75台の名車が集まり、「写メ」を撮る人、「懐かしい車を展示しているから見に来たら」などと急きょ知り合いに知らせる人が出るなど、ちょっとした騒ぎになった。

キットカー(ミツオカ、1980年代)

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 「高崎ノスタルジックカー・ミーティング」は高崎南銀座商店街振興会が5年前から始めたイベントで、今年は11月22日、23日に開催された。古いものでは半世紀以上前の車の走る姿が見られるとあって年々人気が高まっている。

 22日にはウニモグ(1960年代、メルセデス)を先頭に、市街地を30分程度パレードした後、39台が南銀座通り(高崎市檜物町)に並べられた。各車のウインドーに、年式や車種、所有者を書いたフリップが掲げられると、路上で「名車市」が始まったかのような様相に。食事に来てたまたまイベントを知った男性が「懐かしい車がいっぱい。見に来たら」と知り合いに電話する姿も見られた。

 多くの男性の心を射止めたのは1970年代のスカイライン(ニッサン)、チェリークーペ(ニッサン)、カローラレビン(トヨタ)などで、若い女性や子どもに人気があったのはミゼット(ダイハツ)、スバル360(スバル)、K2(ミツオカ)などで、「かわいい」と「写メ」の洗礼を受けた。

 高崎南銀座商店街振興会の外処友延理事長は「ここ1~2年、見に来る人と車の出展者、商店街の人たちとの交流がうまくいっている。古い車の部品を持って来た人が出展者と話し込んだり、コミュニケーションの場にもなってきた」と話し、来年以降も続けていく考えを明らかにした。

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