アマチュアちんどんの祭典「全国アマチュアちんどん競演会in前橋実行委員会」が手がける「にわかチンドン」プロジェクト参加者が、デビューに向け猛特訓をしている。
「にわかチンドン」プロジェクトは11月8日に開催される「第6回アマチュアちんどん競演会in前橋」に飛び入り参加するちんどん初心者チームを養成するもので、「厩橋CINDON倶楽部(うまやばしちんどんクラブ)」が指導中。
毎週水曜日の夜、厳しいレッスンに臨んでいるのは、16歳~70歳の男女14人(男性6人、女性8人)。前橋市、伊勢崎市、桐生市、みどり市から学校や仕事を終えて練習会場の前橋プラザ元気21に駆け付ける。1回の練習時間は約1時間30分。
最年少16歳の参加者は、前橋市内の高校に通う2年生の女子学生。最年長は70歳の桑原さんで、一緒に参加している高草木さんらと5月にちんどん倶楽部を立ち上げ、「活動はしているが、自己流。ちんどんの基本を学ぶために今回のプロジェクトに参加した」(山越敏雄さん)という。
「にわかチンドン」メンバーは、ちんどん特有のリズムの基本学習や、曲を付けての総合練習、「厩橋CINDON倶楽部」の実際の演奏と練り歩きを見て学ぶなどなど着実に力をつけてきており、10月下旬から歩き方、旗振り、チラシ配り、口上などを学び、デビューに向けての最終調整段階に入った。
北原さんは「競演会当日は2組に分けてデビューさせることができれば」と手応えを感じているようだ。
全国から集結する115人のちんどんマン、プラス「にわかチンドン」が参加する「第6回アマチュアちんどん競演会in前橋」は13時から「前橋プラザ元気」(同市本町2)で開催され、競演会開催前(11時~)と終了後(16時30分~)には市街地をパレードする。
競演会の入場は無料。競演会、パレード中とも写真撮影「大歓迎」(北原さん)とも。