8月30日に開催される「いせさき花火大会」で、インド、中国、韓国、日本の花火師が技を競う「国際音楽花火コンテスト」が開催される。
同花火大会はスポンサーの紹介や花火の説明などのアナウンスを一切入れずに、90分間で3万発(玉数=全国2位)を打ち上げる展開の早さが人気を集めている。夏を締めくくるかのように毎年8月下旬に開催するもの特徴で、昨年は38万人が夏の終わりを告げる花火を楽しんだ。
コンテストに参加するのは「スタンダードファイアーワーク社」(インド)、「ウージン社」(韓国)、「金山煙火有限公司」(中国)、「球屋北原煙火店」(伊勢崎市新栄町)の花火師たち。これらの花火は、同花火大会のテーマ「花火と音楽のコラボレーション」に添い音楽に合わせて打ち上げられる。
花火大会開催費用の捻出に苦労する自治体が多い中、同市では花火大会開催予算を昨年の2,700万円から3,000万円にアップした。「打ち上げ場所を移してから数年間、会場の様子を見てきて保安施設や仮設トイレを増やしたり、当花火大会に欠かせない音響を充実させることになった」(同市担当者)という。
会場は広瀬川河畔のスポーツ広場、西部公園(同市連取町)、打ち上げ場所はスポーツ広場の一部と対岸のラブリバー親水公園グランドゴルフ練習場(同安堀町)。当日は伊勢崎オートレース場(同宮子町)を中心に約6,500台分の無料駐車場が用意され、スポーツ広場には仮設トイレ85基が設置される。
打ち上げ開始は19時1分。19時33分~38分には5号玉から6号玉にグレードアップした「大爆進大玉100連発」が、19時39分~20時22分にはインド、韓国、中国、日本の順にコンテストの花火が打ち上げられる予定。
荒天の場合は31日に順延。