菓子問屋「上信」(前橋市五代町、TEL 027-269-9800)は11月25日、55回目の「倉庫開放わけあり市」を開催する。
菓子業界は新商品の発売頻度が高く、上信にはスーパーマーケットなどの小売店から在庫過剰になった商品が戻ってくる。菓子業界には賞味期限が3分の1を切ると出荷できない「3分の1ルール」があり、賞味期限が3分の1を切った商品は出荷できない。そのままにすれば商品に問題がなくても最終的には廃棄するしかない。
上信は2018年12月、こうした商品を販売する「わけあり市」を初開催。初回の来場者は400人。現在は1回700~800人に増え、「わけあり市」の情報を配信するLINEの登録者数は約3,000人、フォロワーは1,600人を超えた。
リピーターも多く、都内からやって来る人も。上信の宮沢昌子社長は「対面販売が非常に少なくなった今、倉庫でスタッフとface to faceで菓子を買うことがアミューズメントに来るようで楽しいというお客さまもいる。安いだけでなく、お菓子の楽しさを伝えていきたい」と意気込む。
55回となる今回、標準小売価格240円以上の商品を4個550円で販売する「55セール」など新企画を盛り込んだ。
開催時間は9時~13時。