緑化フェア前橋会場、高崎会場、太田サテライト会場で15回以上のステージを務めた「SISAY(シサイ)」が5月28日、「けやきウォーク前橋」(前橋市文京町2)でさよならライブを行った。
「SISAY」はエクアドル出身のネイティブアメリカンのグループで、エクアドルの民族音楽をベースにアンデス、ラテンなどを取り入れた独特の演奏とパフォーマンスで話題を呼んでいる。現在のメンバーは15人(20~30歳代)は、彼らの父親たちが1983年に結成した「SISAY」を引き継ぎ、北米、ヨーロッパ各国、日本、韓国などのアジア各国で活動している。
「SISAY」は彼らの祖先の言語「キチュア語」で「花が咲く」を意味することから、「群馬に住む友人から花と緑をテーマにしたイベントが開催されるという話しを聞き『緑化フェア』を知った。僕たちにぴったりだと思った」とリーダーのルイス・マイグアさん。「群馬は今まであまり来たことがなかったが、山と緑が美しく南米に似ている」と話す。
ルイスさんが来日したのは1994年。困ったことはと尋ねると「初めのうちは言葉と食事に困ったが、今は全く違和感がなくセカンドホームのよう。南米と何かつながっている感じがする」と流ちょうな日本語で答えてくれた。
緑化フェアでは、前橋会場=2回、高崎会場=2回、太田サテライト会場では10回以上のステージを務めた。「僕たちのライブはリピーターが多く、今日もたくさん来てくれている」(同)。緑化フェアでのスケジュールが終わっていることから、事実上今回のライブが「群馬さよならライブ」となった。
南米の楽器「サンポーニャ」による演奏が始まると、足を止め聞き入る買い物客の姿も。同ライブでは3ステージ各5曲(3曲はステージ毎に違う曲)を披露した。「今回の群馬でのライブはこれでおしまい。来週からは九州を巡る」(同)。
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