高崎市の中里見町、下里見町の果樹農家が、里見梨を使ったスパークリングワイン「和梨のシードル」を販売している。
「里見梨シードル研究会」(乾果樹園・悴田果樹園・吉田果樹園・高瀨果樹園)と「奥利根ワイン」(昭和村)が共同開発。里見梨シールド研究会のメンバーは自身の直売所で酒類の販売が行えるよう、一般酒類小売業免許を取った。
和梨のシードルは人気品種の「幸水」をベースに「王秋」で香りを付けた。里見梨シードル研究会の高瀨好男さんは「すっきりとした甘さと梨の香りが際立った。炭酸は控えめで食前酒に向く。特に女性におすすめ」と胸を張る。
高瀨さんは群馬県立農林大学校(高崎市箕郷町)の指導員で2019年、当時学生だった奥利根ワイン現代表の金井圭太さんと梨のシードルの研究を始めた。梨の種類はもちろん実の熟し度合など、さまざまな条件で試行錯誤。幸水6、王秋4割の黄金比率にたどり着いた。
価格はハーフボトル(375ミリリットル)1,380円。取り扱いは乾果樹園・悴田果樹園・吉田果樹園・高瀨果樹園の各直売所、奥利根ワイン。各店舗200本限定。