実家の食堂を手伝いながら日本チャンピオンを目指すプロボクサー新井恵一さん(高崎市新町在住)が5月26日、後楽園ホールで開催されるSウェルター級昇格後初の試合に臨む。
新井さんは昨年12月3日、荒井操選手に勝利しSウェルター級に昇格(4位)した。以来約6カ月ぶりとなる今回の対戦相手はSウェルター級、東洋6位、日本11位の音田隆夫選手。
新井さんは「音田選手は精神力のある選手で、打たれても打たれても倒れない強さはまるでゾンビのよう。絶対に気持ちで負けることのないようにしたい」と、2001年9月のデビュー戦から数えて20戦目となる節目の試合に向け闘志を燃やす。厳しいトレーニングや減量を行った新井さんは試合を目前に控え、コンディションを整えるために酸素カプセルに入るなど調整中だ。
一方の音田選手は新井さんとの試合について自身のホームページで、「タイトルマッチや強敵と戦って再浮上していた相手。やってやりますよ!」決意を表明している。
当日の試合開始は17時50分で、メーンイベントの「新井・音田戦」のゴングは20時ごろとみられる。
新井さんの後援会では試合の度に「観戦バスツアー」企画しているが「残念ながら今回はもう満員」(同会担当者)のため、すでに受け付けを終了した。
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