「高崎神社」に併設する結婚式場「ホワイトイン高崎」(高崎市赤坂町)が11月14日から建て替えのため休業する。
ホワイトイン高崎の歴史は長く、オープンは1901年。現在の建物は1970年に建てられたもので、延べ床面積8,800平方メートルの5階建て。バンケットルームは8つ。当時の「派手婚」に対応するため「ゴンドラ」などの演出設備を備えた部屋も。
「派手婚」から「地味婚」へと需要が変化する中、少子化により披露宴自体が減少。ホワイトイン高崎は2011年、「八芳園」(本社=東京都港区)の子会社に運営を委託。10年で800組の披露宴を受注したが、競争の激化に新型コロナが追い討ちを掛けた。
建て替えは「箱」のスリム化を図るとともに、レストランを拡充し時代のニーズに対応するもの。資金調達のため敷地の一部を売却。ハイブランドの分譲マンションを誘致する考え。
休業期間は2024年10月頃までを予定する。