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高崎「顔面バスツアー」いよいよ最終回 「巨大顔面」街中を練り歩く

「顔面バスツアー」三宅感さん(先頭)

「顔面バスツアー」三宅感さん(先頭)

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 岡本太郎賞の大賞を受賞した美術作家、三宅感さんによるパフォーマンス「顔面バスツアー」が11月20日、最終回を迎える。

「飛龍の松前広場」に並んだ顔面彫刻

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 三宅さんは高崎市出身。多摩美術大学彫刻学科卒業。多摩美術大学彫刻学科非常勤講師。2016年、紙粘土と発泡スチロールを使った巨大壁画で岡本太郎賞の大賞を受賞した。

 「顔面バスツアー」は参加者(1回3人)の顔面彫刻を制作し、三宅さんと自身の顔面彫刻を加えた4人4台で高崎市街地をツアーするもの。10月30日から毎週土曜日に開催してきた。

 高崎市は現在、高崎市街地で「アートプロジェクト高崎2021」を開催しており、街中に現代アート作品を展示している。壁画やオブジェなど大型作品が多く、見慣れた街を一新。顔面バスツアーはこの一貫。

 顔面バスツアーのコンセプトは「外出時のマスクが定着し、顔が匿名のベールに包まれてしまった。このパフォーマンスによって遠ざかってしまった他者との距離をもう一度見つめ直すのだ」。

 顔面バスは顔面彫刻を含め高さ2メートル80センチ、1台の幅と奥行きが60センチありツアー時には全長5メートルを超える。ツアーはたくさんの作品が展示されている「慈光通り」などを巡る。これまでに制作した顔面彫刻は「飛龍の松前広場」(高崎スズラン前)に展示されている。

 三宅さんは「こんな突飛なアイデアに一発でゴーサインを出してくれた高崎市には脱帽です。これからもずっと『変な人に寛容な街』であり続けて」と力を込める。

 顔面彫刻の制作は10時~16時「飛龍の松前広場」で、顔面バスツアーのスタートは16時。展示は11月28日まで。

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