高崎駅(東口1階)に設置された「駅ピアノ」が人気で、週末には演奏の順番を待つ人が出ている。
上から見ると「ザリガニ」なアントニン・レーモンド作の有名な建築物は?
高崎は地域活性の切り口の一つに芸術を据えプロジェクトを推進している。「音楽のある街」はその一貫。
駅ピアノは「高崎中央ライオンズクラブ」が結成55周年を記念して寄贈したもの。設置は10月22日。ピアノ自体も「高崎にゆかりのあるものを」と、建築家アントニン・レーモンドがデザインした「YAMAHA グランドピアノG2 レーモンドモデル」(1960年製)を選んだ。
レーモンドは建築家フランク・ロイド・ライトに師事し、ロイドが手掛けた「帝国ホテル」建築の際に来日。各国の大使館、学校、教会、社屋など多くの建築を手掛けた。高崎との縁は深く、地元では「群馬音楽センター」「旧井上房一郎邸」の設計で知られる。
高崎中央ライオンズクラブ会長の橋爪洋介さんは「駅ピアノを通して音楽のある街高崎をみなさんに知ってもらう機会になれば。弾いて聴いて楽しんで」と呼び掛ける。
演奏時間は10時~20時。一人10分程度。