高崎市は8月24日、東京2020オリンピックのソフトボール競技で金メダル獲得に貢献した高崎市在住の選手ら13人に「高崎市民栄誉賞」を贈呈した。
対象者は「ビックカメラ高崎」の上野由岐子さん(投手)、藤田倭さん(投手)、我妻悠香さん(捕手)、市口侑果さん(内野手)、内藤実穂さん(内野手)、山本優さん(内野手)、森さやかさん(外野手)、宇津木麗華さん(ヘッドコーチ)、志村昌彦さん(トレーナー)、柳川直子さん(マネージャー)、「太陽誘電」の原田のどかさん(外野手)、山路典子さん(コーチ)、「日本オリンピック委員会」の矢端信介さん(チームリーダー)。
高崎市は北京オリンピックのソフトボール競技で上野由岐子さんらが金メダルを獲得した2008年に市民栄誉賞を制度化した。ソフトボール競技のほか2018年には平昌オリンピック(スピードスケート女子団体追い抜き)で金メダルを獲得した高崎健康福祉大学の佐藤綾乃さんに贈呈した。
上野さんは「3大会の中で一番重いメダル」とメダルに目を落とす。メダルは傷つきやすいそうで「前回の金メダルがボコボコになったので今回はていねいに保管している」と話した。金メダルを獲って変わったことはという質問には「有名人になったこと」と会場を沸かした。
2008年には上野さんらが高崎駅西口から高崎市庁舎までの約1キロメートルをオープンカーでパレード。沿道はたくさんの人で埋め尽くされた。
今回は新型コロナウイルスの影響で会場に入ったのは抽選で選ばれた市民100人だった。宇津木ヘッドコーチの「高崎市民になって33年。高崎市民のみなさんと一緒になって喜びを共有できることがうれしい。本当にありがとう」との呼びかけに拍手で応じた。