高崎の呉服店店頭に「春景色」-前橋の植木職人が制作

蔵を改造した喫茶店、ノコギリ屋など歴史を感じる店舗とともに現代的なイタリア料理店やフラワーショップなどが並ぶ南銀座通り。高崎市街地の中で独特の風情を醸し出している

蔵を改造した喫茶店、ノコギリ屋など歴史を感じる店舗とともに現代的なイタリア料理店やフラワーショップなどが並ぶ南銀座通り。高崎市街地の中で独特の風情を醸し出している

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 呉服店「きもの彦太郎」(高崎市檜物町、TEL 027-310-3318)が3月29日、「彦太郎の春景色」と題したディスプレーを始めた。このディスプレーは、市街地の約20軒が参加している「たかさき花百彩」によるもので、「第25回都市緑化ぐんまフェア」の一環。

 「彦太郎の春景色」は真竹と土壁用の土を使った間口約4メートル、奥行き約1.5メートルの「庭」で、「庭とねや」(前橋市大利根2)の主代匡邦(ぬしろまさくに)さんが制作した。

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 主代さんは庭師を志し高校卒業後、神奈川県藤沢市の造園会社に8年半勤務し、3年前に生まれ育った前橋に戻り独立した。庭師になろうと思ったのは「子どものころから盆栽を育てる父親の姿を見ていたからだろう。緑に接する仕事をしたいと思っていた」(主代さん)という。

 主代さんは一般住宅の庭作りや庭木の手入れなどを行うかたわら、オブジェなどの制作も行っている。現在は神奈川県の大井松田で「展示会会場を飾るオブジェを制作中」だ。

 「彦太郎の春景色」は京都の町家をイメージした同店の雰囲気に合わせ、「網代垣や土壁など伝統的な技術を生かし、時光陶房(神奈川県南足柄市)の志村正之さんの焼きものを合わせ、見る人の感性によって変わる『春』を表現した」(同)。使用した真竹は2月25日、高崎市箕郷町の山に入って自ら切り出した。

 同店の菊池店長から、「若いのに和のセンスを持ち合わせている上、頑張っている植木屋さん」という言葉を受け、主代さんは「チャンスを与えてもらえてうれしい」と応えた。

 同店は、南銀座通りで開催中の店内に竹久夢二の「レア」作品を飾る「夢二との出会い-竹久夢二まちなかギャラリー」にも参加し、2点の作品を展示している。

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