居酒屋「ゲンセンソザイ商店イスウ」(高崎市飯塚町、TEL 027-362-5339)が6月2日、営業を再開する。時短。
イスウは3月まで新型コロナウイルスの影響は限定的だったが、4月に入ると売上が激減。4月16日から店内での飲食を休止し、弁当の販売にシフトした。
イスウは「上州麦風鶏の元祖しょう油からあげ」で、第11回からあげグランプリの東日本醤油ダレ部門で最高金賞を獲得した。人気の看板メニューとあって、からあげに使用する上州麦鶏の仕入れは年間4トンにもなる。弁当はこのからあげをメーンに6種類(各600円)をそろえた。販売はランチタイムに限定したが1日150個以上と好調だった。それでも売上は通常の6割程度を維持するのがやっとと苦しい日が続いた。
5月中旬、高崎前橋経済新聞の編集部に「イスウさんががんばっている。御紙でも応援してもらえないか」という電話が入った。「店主も店の人にも知り合いはいないけれど、好きな店だし本当にすごくがんばっているので」と訴える。
店主の加納貴之さんは「ありがたい。こうしたみなさんに支えられている。営業を再開したからといってすぐに前のように戻るとは思えないが、応援してくれるみなさんのためにもがんばる」と力を込める。
再開にあたり、一通り対策を講じた。弁当の販売も当面続ける予定で、新しい生活様式の一環となる新しい営業様式を模索していく考え。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時(通常は24時)。弁当の販売は11時30分~14時。月曜定休。