3月9日に開催された「第17回オリエンテーリング高崎大会」に、149人(個人の部28人、団体の部46グループ121人)が参加し、得点やタイムを競った。
オリエンテーリングは1750年ごろにスカンジナビア半島で始まり、日本に導入されたのは東京オリンピックが開催された1964年。オリエンテーリングにはフット、スキー、トレイル(車いす)、自転車、ボート、カヌーなど用具によるジャンルがあり、それぞれポイント、スコア、ライン、バーンなどの競技形式がある。
参加者にはスタート前にチェックポイントが記載された地図が渡される。同大会はオリエンテーリングの普及目的とともに高崎観音山の観光イベントとして位置づけられており、初心者が気軽に参加できるよう、コンパス(方位磁石)の貸し出しや、初心者向けの説明コーナーを設けルールの解説などを行っている。
「沢の奥」「水路と小径の交差」などと名付けられたチェックポイントは全部で30。「全行程で1時間30分程度でクリアできる設定」(同大会関係者)だが、担当したチェックポイントが見つからず今にも泣き出しそうな男子小学生もいた。
今回、個人はフリーポイントオリエンテーリング、フィットネス(団体)はスコアオリエンテーリング方式、個人(男女とも上級、初級)、団体(一般男子、一般女子、家族、混合、小学男子、女子)計10クラスで、個人では天野仁さん、松島謙一さん、田島聖子さん、天野理香さんがクラス優勝、団体では群馬県立高崎高等学校在学の男子高校生チーム(清水君、小材君、阿部君、根建君、片山君)、保木ファミリー、小学男子チーム(坂本君、長島君、篠木君)、小学生女子チーム(小堤さん、関口さん)らがクラス優勝した。