群馬県発祥のコンビニチェーン「セーブオン」(本社=前橋市)が8月31日の朝7時を目処に、群馬県内に残った「セーブオン」159店舗を一斉に閉店する。
これにより「セーブオン」店舗はゼロとなり、ローカルコンビニ展開34年の歴史に幕を引く。
セーブオンは1984(昭和59)年に設立。2015年2月期には群馬、栃木、埼玉、茨城、長野、新潟、千葉、福島、山形、富山などで605店を展開するまでになったが、2017年1月にローソン(本社=東京都品川区)とフランチャイズ契約を締結。メガフランチャイズ業務へとかじを切った。
現在は群馬、栃木、新潟、埼玉、千葉、長野、福島、茨城で247店舗のローソン、群馬で159店舗のセーブオンを運営している。159店舗のセーブオンのうちローソンに転換する店舗の詳細は不明。ローソンに転換する店舗は10月上旬までに改装オープンする。
コンビニ商品としては珍しかった「焼きまんじゅう」についてはローソンとの協議が続いているという。
セーブオン担当者は「長年にわたりセーブオン店舗をご愛顧いただきありがとうございました。生まれ変わったローソンも加盟店のみなさんとともに地域のみなさまに愛される店づくりに取り組む」と話す。
朝7時の閉店は24時間営業の店舗が多いためで、店舗によっては時間がずれることがあるという。赤とオレンジのサインに明かりが灯るのは30日が最後。