新陰流流祖で伝説の剣聖、上泉伊勢守信綱(かみいずみいせのかみのぶつな)の生誕地「前橋市上泉町」で7月9日、「新陰流流祖祭」が開催される。
信綱は1508年、上泉城で生まれた。文武に優れ、「新陰流」を大成するなど戦国時代を代表する兵法家の一人として知られる。今年3月にはドラマ「新陰流 上泉伊勢守信綱」(BS朝日)が注目を集めた。
「新陰流流祖祭」は昨年初開催され、今回が2回目。見どころは「流祖剣聖行列」と「碑前祭」。行列は西林寺を13時30分に出発し、碑前祭の会場「上泉自治会館」を目指す。
碑前祭では新陰流兵法第二十二世宗家の柳生耕一厳信さん、信綱の子孫である上泉秀人さんらが奉納演武を披露する。碑前祭は13時45分~15時30分。
このほか、前橋市民学芸員が上泉城址、玉泉寺などを案内する「剣聖の里歴史観光ガイド」も楽しめる。観光ガイドへの参加は事前申し込みが必要。申し込みは前橋市文化国際課(TEL 027-898-6992)で受け付ける。開催時間は10時~12時。
駐車場は前橋市立桂萱小学校、桂萱市民サービスセンターに用意するが込み合うことが予想されるため、前橋市は上毛電鉄など公共交通の利用を呼び掛けている。