1954(昭和29)年に開業した児童遊園「るなぱあく」(前橋市大手3)に5月4日、15,459人が利用した。直近3年間で最大。
同園は入場無料で「10円もくば」や「ウェーブスターライド」「ひこうきとう」「メリーゴーランド」などの遊具があり、10円~50円で利用できることから子育て中のファミリーに人気がある。
前橋市直営だったが2004年から民間に委託するようになり、2015年から「オリエンタル群馬」(同市千代田2)が運営している。5月4日の15,459人は同社になってからの1日最大。それ以前は1日単位の統計がない。
年間の利用者数は1986(昭和61)年の141万人が最高だった。民間委託後は110万台~130万人だったが、2016年4月~今年3月には146万人に増え、30年ぶりに最高記録を更新した。
同社担当者は「遊具の予防保全型の整備に力を入れ遊具の運休ゼロを実現、インターネットを使った広報を強化、市や地元企業とタイアップした集客企画を実施するなど多様なソフト事業の展開が相乗効果を上げた」と胸を張る。
前橋では現在、「JINS」(本社=前橋市)の田中仁さん、「ほぼ日」(本社=東京都港区)の糸井重里さんらによる故郷再生計画「前橋ビジョン めぶく」が展開されている。オリエンタル群馬は「るなぱあく」も「めぶき」の一つに位置付け、更なる活性化を目指す考え。