7月10日の参院選(第24回参議院議員通常選挙)の群馬県の投票率は50.51%で最低記録を更新。全国49選挙区中43位だった。何かと競い合う「高前」は高崎が51.94%、前橋は46.80%と高崎に軍配が上がった。
群馬県内(市)の投票率は高い順に安中市52.59%、富岡市52.38%、藤岡市52.01%、高崎市・沼田市51.94%、桐生市50.46%、館林市49.21%、渋川市49.01%、みどり市47.00%、前橋市46.80%、伊勢崎市46.17%。
一方、県内で最も人口の少ない上野村は78.32%を記録。同村担当者は「今回は低い方。村議だと90%は行く」と胸を張った。
高前では昨年は高崎市長選、群馬県知事選、今年は前橋市長選と首長選が続いた。高崎市長選の投票率は50.30%だったが、群馬県知事選は31.36%、前橋市長選は30.97%と不名誉な記録を残した。
選挙権が18歳に引き下げられて初の選挙を迎えるにあたり、前橋市、伊勢崎市はパンフレットの制作や出張授業、模擬投票などを行なったのに対し、高崎市は対象の約8.500人にダイレクトメールを送った。
群馬県は投票率だけでなく「イメージ」など抽象的なランキングが低いことで知られる。抽象的なランキングはさておき、客観的な数値を上げる努力、いや必死の努力の時を迎えている。